現代人は油を摂りすぎている?

脂質にはとても多くの種類があり、細かく理解している人が最も少ない栄養素の一つではないでしょうか。悪いビタミンと良いビタミンは聞いたことがなくても、良い油と悪い油はよく聞きます。良いもの悪いものがあるのは”脂質”の特徴の一つといえるのではないでしょうか。ところで「油」と「脂」の違いってご存知でしょうか。「油」は常温で液体のもの。「脂」は常温で固体のものです。必須脂肪酸は摂取しなければ健康を維持できない栄養素であることは間違いないですが、”脂質”についてしっかり知っておかないと健康を害することがあります。知識として持っていてもらえると役立つと思うので、読んでみてください。

脂質の役割

三大栄養素の一つである脂質。2つしかない必須栄養素の一つである脂質。とても重要です。ざっと役割をまとめておきますので参考にしてください。重要性が理解できると思います。

  • 脳の構成成分・・・脳の60%は脂質でできてます。脂質が不足すると神経伝達できません。
  • ホルモンの合成・・・ホルモンは脂質のコレステロールが使われます。
  • 細胞膜の材料・・・身体をつくる約40兆個の細胞は全て脂質の膜で覆われています。
  • 心臓のエネルギー・・・心臓は脂質をエネルギー源としています。

現代人は油を摂り過ぎている?

厚生労働省は1日約50g~70gの脂質を摂取することを推奨しておりますが、日本人はどれくらい摂取できているのでしょうか。健康調査の結果では一人一日約54g脂質を摂っているようです。数字だけみると全く問題なく思えますが、冒頭にお伝えした通り、油には様々な種類があるため内容が重要になってきます。内訳を見てみると、約80%は量を測らず無意識に摂取している脂質だそうです。チョコレート、アイスクリームなど菓子類や加工食品に含まれているのがその代表例です。日本で多く使われる油は菜種油やパーム油で、知らないうちに多く摂取してしまっているようです。これらはあまり多く摂り過ぎないように注意が必要です。

これらの油に気を付けろ

  • トランス脂肪酸
    植物油に水素を添加し個体にした時に生成されマーガリンやショートニングに多く含まれています。健康への悪影響が報告されているため他国では規制がされていることもあります。
  • 溶剤抽出する油
    原料から油を抽出する際、低温圧搾法の場合は約25%、高温圧搾法では約70%しか取り出すことができません。圧力の負荷により、低温圧搾法よりも高温圧搾法の方が原料本来の栄養が劣化してしまいます。溶剤抽出に至っては99%を取り出すことができますが、添加物や高温、高圧の工程を経ているため、栄養素的には非常に乏しいです。価格が安い油には注意が必要です。
  • 酸化した油
    植物油に多い不飽和脂肪酸は酸化しやすいです。酸化した油は身体に有害な過酸化脂質を生み、がんや老化・動脈硬化などを引き起こす原因となり得ます。
  • 3行まとめ

    脂質は必須栄養素

    悪い油には気をつけろ

    オメガ3を取れ

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